面談は楽しむもの
協会を運営する楽しみはいろいろあるが、うち1つは「会員との交流」だろう。
会員との交流は、協会の成長や方向性をともに考え、実現する手段となる。
それは単なる情報交換以上のものだ。
共通の目的や価値観を共有する仲間との絆を深める機会となる。
他の楽しみ、たとえばイベントの成功や新しいプロジェクトの立ち上げも魅力だが、会員との直接の交流はそれらとは異なる満足感をもたらす。
とくに、面談はおすすめだ。
少なくとも筆者は面談が楽しみで、面談を重視していた。
あらためて書くまでもないが、ビジネスを大きくするには顧客を知ることが大切。
それと同様に、協会を大きくするには会員の気持ちを知ることが当然ながら大切で、そのための方法として面談は有効だ。
面談を通じて、会員のニーズや悩み、期待などの情報を直接聞くことができる。
これは協会の方針や活動の方向性を決める上での貴重なフィードバックとなる。
面談 ≠ 接客
これまでもしばしば強調したように、協会の会員は「お客さん」ではなく「仲間」。
なぜ協会の会員は「仲間」として扱われるべきなのか。
協会は商業的な組織ではなく、共通の目的や価値観を持つ人々の集まりだから。
そのため、会員は単なるサービスの受け手ではなく、協会の活動や方針を共に考え、実現するパートナーとしての役割を果たす。
なので「お客さん」に接するように会員に接するのではなく、「仲間」に接するように会員に接する。
面談の場合も同じ。
「お客さん」との面談はあくまでも接客。
機嫌を損ねないように気を使うことも多い。
仕事だからだ。
これに対して「仲間」との面談は接客ではなく、基本、対等だ。
あるいは、協会側が「先生」で、会員側が「生徒」という関係性もある。
たとえ初対面であっても、「協会」という枠組みのおかげで、機嫌を損ねないように気を使うこともなく、よい意味でお互いにリラックスしやすい。
リラックスできるのは、それが「仕事」ではなく「活動」だからだ。
リラックスできればいろんな話ができる。
面談の効用
協会の活動は、会員の参加と協力によって成り立っている。
そのため、会員との面談は協会の活動をより深く理解し、より良い方向へと導くための重要な手段となる。
リラックスした環境での会話は、より深い理解や新しいアイディアの創出を促進する。
また、信頼関係の構築にも繋がり、協会の活動をよりスムーズに進めることができる。
会員との面談は何のためにするかというと、前述したように、会員のことを知るため。
会員からみたら協会を知るため。
リラックスしていろんな話をしているうち、会員のあいだの人間関係が見えてきたり、協会の資格を会員が意外なやり方で活用していることがわかったりする。
面談を通じ、会員同士の関係や協会の資格の活用方法など、協会の活動に関する様々な情報を得ることができる。
これは協会の方針や活動の方向性を決める上での貴重なフィードバックとなる。
さらに、会員と会話をしていると、協会を盛り上げるいろんなアイデアや思いつきが生まれる。
あなた(協会側)が思いつく場合もあれば、会員が思いつく場合もある。
良いアイデアは、面談の「お土産」になる。
面談を通じて得られる情報やアイデアは、協会の成長だけでなく、会員の成長や刺激にも繋がる。
面談の結果得られる新しいアイデアや情報は、協会の活動をより良い方向へと導く「お土産」となる。
これは協会の成長や成功に直接貢献する。
まとめ
定期的な面談は、協会の活動や方針を常に最適なものに保つための重要な手段となる。
面談を通じて得られる情報やアイデアは、協会の活動をより豊かにし、会員の満足度を向上させる。
良いことの多い面談なので、ぜひうまく活用していただきたい。