「(一般社団法人を作って)資格講座をやってみたい」
と考えている人は少なくありません。
「○○を普及させるために協会を作り、資格講座をしたいのだが、どうしたらいいだろうか?」
という問い合わせがよく来ます。
つまり、
「○○アドバイザー協会」
「○○マイスター協会」
「○○ソムリエ協会」
といった協会を作る話になります。
○○のところには、たとえば
* 食材の名前
* 健康法や自己啓発法の名前
* セラピーなどの名前
などが入ることになります。
食材であれ健康法であれ自己啓発法であれ、良いと思うものを普及したいと考えるのは当然の発想です。
そのために「協会」という器を使うのは、これも自然な発想です。
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資格講座のボリュームは、どのくらいが適当なのでしょうか。
あまりに簡単で、すぐに学び終えてしまうようなボリュームでは、資格講座には物足りません。
形式上、資格講座にすることはできますが、価値のある資格講座にはならないでしょう。
反対に、あまりに難しく、一生かけても学び終わらない「修行」のようなボリュームというわけにもいきません。
多くの人は、そのような資格講座を敬遠するでしょう。
国家資格などでは、取得までに何年もかかるようなハードルの高いものがたくさんあります。
しかしここで考えるのは「○○を普及させるための民間資格」であり、ある程度以上の知識を持った人を社会にたくさん輩出することが目的ですので、やたらとハードルの高い資格講座にする意味がありません。
そこで1つの目安として、資格内容に区切りをつけ、
資格講座を
* 基礎コース
* 応用コース
* 発展コース
の3段階に分けることができるかどうか
を検討してみることをお勧めします。
このとき
* 基礎コースは、集中してやった場合、1DAY講座になる程度のボリューム
* 応用コースは、集中してやった場合、2日間〜3日間の講座になるようなボリューム
にまとめられるかどうかを考えます。
(最後の発展コースは、基礎コースや応用コースより短くならなければ、とくにボリュームの制限はありません)
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こうした3段階に分けることができるようであれば、「○○を普及させるための民間資格」としてはちょうどよい、と言えます。