商品やサービスの開発を考える際、通常は市場のニーズに基づいた思考が中心となる。
つまり
「こういったニーズがあるからこんな商品を作ろう」
「こうしたニーズを想定したら、こうしたサービスが良いはずだ」
という考え方。
あるいは
「市場でこのポジションが空いているからそこを取りにいこう」
という戦略。
通常はそんなふうに考える。
しかし協会の場合は、この一般的な発想法とは一線を画している。
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協会の発想法は、より内発的だ。
「この協会とつきあえばもっと良い人生を送れるのに、もったいないよ」
と、堂々と主張できる存在を目指す。
そのためには、自身が信じるものを提供し続けることが求められる。
協会は
「ニーズを優先して商品開発する」
という考え方よりも、
「自分の心の声から商品開発をし、後に人々のニーズに合わせる」
という形をとる。
奇妙に感じるかもしれないが、これが協会の力の源となる。
私たちは自分たちの信念と価値観から出発点を設け、そこから具体的な提案を作り上げていく。
ニーズ優先ではなく、自分優先。
「これが私たちにできる最良の提案です。ぜひ仲間になってください。仲間にならないなんて、もったいないよ」
と、協会は積極的に人々に訴える。
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意外にもこの発想法には、協会運営を精神的に楽にする働きがある。
なぜなら、「収入を上げたい」とか「売上目標を達成したい」といった利己的な目標ではないから。
「収入」や「売上」は必要な要素だが、協会はそこに過度にとらわれないので、肩の荷を下ろすことにも繋がる。
結果的に「収入」や「売上」にもなる。
まとめると、協会の”発想法”とは、
自己の価値観と信念から出発し、その後に人々のニーズを満たす形をとる
というもの。
これにより協会はただのビジネス組織とは異なる、独特の動きをすることになる。
その動きの中で協会運営の精神的な負担も軽減され、よりいっそうの価値提供が可能になる。