協会の集客する方法として、
営業やweb上での情報発信、メディア出演など
さまざまなものがありますが、
その中でもクチコミ戦略はとても大切です。
「人の口に戸は立てられぬ」と言いますが、
それが良いものであっても悪いものであっても、
クチコミは自然発生的に起こります。
特に最近ではSNS上に
自分の趣味や好みを写真とともにアップする
という行為が一般的になってきているので、
人気のあるものはどんどん広がっていきます。
協会においてもこういった動きを活用しない手はありません。
今回は、協会作り、特に講座を作る際に
意識するべきクチコミ戦略のポイントについて解説します。
主に以下の2つのポイントを押さえて、
クチコミが発生しやすい講座を作りましょう。
- 「驚きの感情(感動)」が生まれる
- 人に話したくなる言葉をつくる
ひとつずつ見ていきます。
「驚きの感情(感動)」が生まれる
クチコミが生まれるためには、
まず驚きを生まなければなりません。
人は何かに驚いたり、感情を大きく動かされたときに、
その話を誰かに伝えたいと考えるからです。
そのため、講座を通じて会員が
「驚きの感情(感動)」を得られる工夫をしましょう。
では、どういった講座が驚きにつながるのでしょうか?
ただ発見があるだけでなく、
日常生活の役に立ったり、
自分に直接関係してくるような内容が理想的です。
例えば、食に関する協会で
「毎日食べると1ヶ月で健康になれる意外な食べ物」
を紹介する講義があれば、
教わった内容を身内や友だちにすぐにでも伝えたくなりますよね?
気を付けてほしいのは、
自分たちは教える内容をずっと学んできているので
すでに当たり前になっていても、
会員にとっては驚きがあるものも少なくなくありません。
そのため、講座の内容に関して
ほとんど知識のない人にあえて運営として入ってもらい、
意見を聞くというのも良い方法だと思います。
学んでいて楽しく、
人に伝えたくて仕方なくなるようなコンテンツを
どんどん講座に盛り込んでいきましょう。
人に話したくなる言葉をつくる
しかし、驚きがあるだけでクチコミが広がるかと言うと、
そうとも限りません。
伝え方、つまり説明の仕方が悪いと、
聞いた側の心を動かすことはできないからです。
クチコミとは、講座の受講者に宣伝してもらうことなので、
その宣伝をする人が説明下手だったら、
クチコミは広がりません。
したがって、講座の受講者には説明上手になってもらう必要があるのです。
とはいえ、説明が上手になるよう
1人ひとり伝え方の指導をしているわけにもいきませんし、
説明ができないからと言って
受講生のせいにしてもどうしようもありません。
ならばどうするか?
協会側が講座の中で人に説明しやすい言葉を
提供してあげれば良いのです。
自分たちの協会は一言で表すとどんな言葉なのか?
日常においてどんな役に立つのか?
なるべく短い言葉で簡潔に表現できることが望ましいです。
また、ネット用語として今は一般的になりつつある
「ググる」「オワコン」などのように、
協会独自の覚えやすい造語なんかを作ってみても良いかもしれません。
まとめ
以上、クチコミ戦略について説明しました。
営業やwebでの集客ももちろん重要ですが、
信頼できる人からのクチコミほど
強力な集客方法はなかなかありません。
ぜひ以下のポイントを押さえたうえで、講座づくりをしてみてください。
- 「驚きの感情(感動)」を生むネタを講座の中に盛り込む
- 講座の最中に会員が誰でも簡単に使えるような言葉を散りばめる