いざ協会を作ろうと思っても、何から始めたら良いのかわからない…
と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、協会が実際に動いていくまでのスケジュールと、
それぞれの段階でやるべきことをまとめました。
その協会が成功するかどうかは
準備段階で決まっていると言っても過言ではないので、
しっかりイメージできるように具体的に解説していきます。
【1ヶ月目】設立趣意書の原案作成

設立趣意書とは、協会を設立しようと思った経緯、
コンセプトや活動概要などをまとめたものです。
協会の理念を決めるうえでも重要なものなので、
設立趣意書がないと協会の軸も定まりませんし、
協力してくれる人も現れません。
逆にじっくりと時間をかけて考えた設立趣意書は、
協会が成長してからも機能し続けます。
協会で扱う事業やテーマを今まで学んできた方も改めて
「自分はなぜそれを学んできたのか?」
「協会にすることでどうしたいのか?」
「社会に対する影響は?」
「自分にとってその協会で実現したい最高のゴールは?」
などを考え直してみてください。
その際に注意しなければいけないのは、
自分の欲望になりすぎないこと。
もちろん稼ぎたいからというのも現実はあると思いますが、
あなたが稼げるようになるために
見ず知らずの人が協力してくれることはありません。
誰かのためや社会のためになっていることが望ましいので、
その観点で考えてみましょう。
【2ヶ月目】協力者の勧誘

協会は一人で運営できません。
あなたの考えや理念に賛同してくれる協力者が必要です。
あなたが船の船長だとしたら
仲間となるクルー(船員)を集めるイメージです。
協力者を味方に付けるために必要なのが、
上で説明した設立趣意書です。
この時点で設立趣意書が完成している必要はありませんが、
人に話せるだけのある程度の叩きが
できあがっていることが望ましいでしょう。
身内や友だちを強力者として考えている方は、
設立趣意書を使って説明するのはちょっと堅苦しいと思ったり、
気恥ずかしい部分もあるかもしれません。
でも、正式に文書化することで
それだけの想いを持って活動に取り組もうとしている熱意が伝わりますし、
しっかりと方向性を理解してもらううえで非常に重要なので、
飲み会に誘うようなノリではなく、
設立趣意書を説明して本人にも
熟読してもらったうえで入ってもらいましょう。
【3ヶ月目】設立趣意書と青写真の完成

設立趣意書は、1人で考えても良いですが、
加わった仲間にも第三者的視点で見てもらって
ブラッシュアップしても良いでしょう。
そうして設立趣意書が完成したら、
次は青写真を描きましょう。
青写真とは、完成図のこと。
これから立ち上げる協会がどんな事業内容や仕組みで展開していくのか、
展望をより具体的に表現したものです。
「10年後に協会がどうなっていることがベストなのか?」
という観点で考えてみると、
そこに至るまでの道筋が見えてくることもあるので、
そうして一つひとつのステップを明確にしていきましょう。
【4ヶ月目】情報発信と初回講座の準備

情報発信の準備を始める
協会の将来を大きく左右するのが、情報発信です。
協会は比較的ニッチな事業領域で勝負することが多いので、
まずは自分たちの協会を認知してもらい、
良さを理解してもらわなければいけません。
そこができないと会員も増えていくことはないので、
それにあたって情報発信は欠かせません。
例えば、あなたがセラピーの協会を立ち上げようと思った時、
そもそもセラピーによってどんな効果が得られるのか、
他のリラクゼーションとの違いは何なのか、
どれくらいの金額がかかるのか、
などといった基礎知識を知らない人に
いわば「教育」していく必要があります。
発信するツールはfacebookやTwitterなどのSNSや
ブログ、HPなどがあるので、
それぞれの媒体で何を発信するのかを
あらかじめ考えておくと良いでしょう。
最初の講座の会場予約をする
また、同時期にやっておきたいのが、
初回講座の会場を確保すること。
ここでのポイントは、
最低限の条件(立地や清潔感など)を満たす会場であれば
思い切って予約してしまうことです。
初回の段階で理想的な会場を確保しようとすると、
その分時間がかかってズルズルと後ろ倒しになってしまいますし、
頑張りすぎて予算がかさんでしまうのも立ち上げ初期は避けたいもの。
まずは予定した日時に開催することが最優先なので、
細かいところは後で考えましょう。
【5ヶ月目】webサイトの完成

情報発信手段のひとつでもあり、
協会の方向性を伝えるwebサイトを作成します。
こちらも突き詰めると際限なく
お金と時間がかかってしまうので、
最初は簡易的なもので大丈夫です。
今では無料のHP作成ツールもあるので、
web制作会社に依頼している余裕がない場合は
ご自身や知り合いのツテを利用して
簡単なwebサイトを作ってみることをオススメします。
また、webサイトには設立趣意書にある理念や事業の目的を
必ず掲載するようにしましょう。
興味を持った訪問者がコンタクトを取れるよう、
問い合わせや講座の申込みができるようにすることも忘れずに。
【6ヶ月目】初回講座開始

いよいよ初回講座の開始です。
事前に講座の内容は定めておき、
タイムスケジュールなども組んでおくことで
円滑に進められるようにしましょう。
ただ、どれだけ準備しても最初から
すべてがうまくいくことはまずないので、
当日予想していなかった問題が発生したとしても、
次回以降に活かしていく意識が大切です。
まとめ
いかがでしたか?
もう一度協会設立から初回講座開始までの流れをおさらいします。
【1ヶ月目】設立趣意書の原案作成
【2ヶ月目】協力者の勧誘
【3ヶ月目】設立趣意書と青写真の完成
【4ヶ月目】情報発信と初回講座の準備
【5ヶ月目】webサイトの完成
【6ヶ月目】初回講座開始
実際にシミュレーションして
それぞれの段階における動きを
明確化していくことが重要なので、
計画的にスケジュールを立てていきましょう。