自分の好きなことなら、熱中して情熱も捧げられるというもの。
そのために必要な知識であれば、どんどん吸収できます。
ただし、単に
「好き」でありさえすれば起業はうまくいく
というわけではありません。
- 好きなことを趣味やボランティアでやっていく
- それを「しごと」にする
この両者は、大きく違います。
たとえば、雑貨やインテリアが好きで詳しいからといって、雑貨店をうまく切り盛りできるとは限りません。
店の経営の知識が必要です。
子どもが大好きだからといって、ベビーシッター事業を始めてスタッフを教育し、束ねていけるとはいえません。
万が一、スタッフがお客さんとトラブルになったときにはクレーム対応をしなければならず、そのノウハウも必要です。
パソコンを操作するのが好きでネットワークやプログラムの経験があるといっても、パソコン教室の運営に向いているかどうかは別問題。
教室にどうやって人を集めるのか、やりたくないチラシ配りなどもしなくちゃいけないこともある。
つまり、
「好き」+「しごとのスキル」
が必要ということです。
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でも、
「好き」の部分は喜んで学習できるけれども、「しごとのスキル」を学習するのは、大変そう。
ちょっと面倒にも感じ、ついつい後回しにしてしまう。
ということが多いと思います。
そこで、
「好き」を「協会」にする
を考えてみましょう。
- 「協会」は、作り方に一定のパターンがあるので、経営の知識は少なくても大丈夫。
- 「協会」は、会員の方々と相思相愛の関係を作っていくものなので、クレームが起きにくい。
- 「協会」は「好き」がダイレクトにそのままマーケティングにつながるので、やりたいマーケティングをすればいい。
マーケティングのためにやりたくないことをイヤイヤやる
ということもありません。
「会社」は、理屈で運営します。
だから理屈を学習する必要があります。
「損か得か」で動く人に向いています。
「協会」は、心で運営します。
だから理屈よりも、自分の心を磨くことに価値が生まれます。
「好きか嫌いか」直感で動く人に向いています。