これまでの経験でいうと、協会を作る準備にかかる期間は、
- 短い場合で3ヶ月
- 平均6ヶ月
- 長くて9ヶ月
といったところです。
準備を進めるにあたり、
- 協会の主旨を共感を呼ぶ言葉で表現する
- その主旨を具現化する養成講座を作る
この2つに時間をかけ、良いものにします。
過去に教室やセミナーをやっていてコンテンツが文章や動画などの形で蓄積されている場合は、準備期間が短くてすみます。
コンテンツをゼロから作る場合は、半年、ないし、もう少しかかります。
とはいえ、現代はなにごとにつけ、スピード重視の時代。
協会も養成講座も
「すばやく作り、走りながら微調整する」
というのが、ビジネス的にはセオリーとされています。
もちろん、だからといって品質を手抜きするわけにはいきません。
良いものを早く作る、つまり品質とスピード。
この両立が大切になっています。
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ところが、白状しますと、とある協会の案件なのですが、じつは準備に1年半かかりました。
(いまも準備期間は終わっていません。あと2ヶ月ほどかかりそうです)
進みたい方向が二転三転したり、その影響で主旨を何度も見直したり、主要メンバーが入院したりなど、いろいろあったのですが、先日の夜10持に、ようやく協会名が確定しました。
ついに決まった…
関係者全員、ほっとしています。
ただちに商標登録の手続きに入ります。
協会名は、協会の主旨や活動内容を象徴するものでもあるので、これが決まればほかの要素もだいたい固まります。
もうブレることはないでしょう。
1年半もかかることは近年なかったので、ある意味、感動もひとしお。
苦しかった分、愛着もわきます。
時間をかけた分、関係者全員が納得できる業容になれると思います。
そうならなければ、いけません。
ちなみに商標登録するときは、協会名を登録するより、「講座名」や「資格名」を登録するほうが効果的です。
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こうした例外もたまにはありますが、おおよそのところ、協会の準備期間は
- 短い場合で3ヶ月
- 平均6ヶ月
- 長くて9ヶ月
と考えてもらって間違いありません。
わたしたちが最初に手掛けた協会は、いまから20年前のことになりますが、「野菜ソムリエ」の協会です。
最近は知らない人も多いようですけど、いっとき、かなり有名な協会でした。
この協会の立ち上げ準備には、じつは2年以上かけています。
当時はまだ、
- 協会の準備には何が必要か
- 逆になにをしたらNGなのか
- どこが大事でどこが適当でよいか(=メリハリ)
といったことがよくわかっておらず、手探り状態で進めていたので、どうしても時間がかかりました。
そのころに試行錯誤を繰り返したおかげで、だんだんと協会作りのスピードが上がり、今日に至っています。