前回【1】の続きです。
協会には「社会タイプ」「趣味タイプ」という2つのタイプがあります。
「社会タイプの協会」とは、組織としてしっかり感のある協会で、
- 登記をしている
- 社会に役立つ理念を掲げている
- 規模が大きくなることを目指す
といったタイプのもの。
これに対し「趣味タイプの協会」とは、サークルの延長みたいなタイプの協会で、
- 任意団体でよい(登記は必要ない)
- 身の丈にあった活動でよい
- 立派な理念を掲げなくてよい
といったタイプのものです。
「趣味タイプの協会」について、ここで1つ、たとえ話をします。
友達といっしょにバンドを組んで趣味で音楽活動していたとします。
あくまで趣味だからプロになる気はないとしても、それなりにちゃんと活動したい。
でも、バンド活動を続けるにもなんだかんだ費用がかかるので、その活動費用をどのように捻出するか。
バンド「A」は、メンバーがふだんコンビニや飲食店、運送会社などでアルバイトをし、その収入で、つまり自己負担で活動しています。
いっぽう、バンド「B」は、イベントなどに呼ばれることが多く、イベントの出演料をもらったりイベントでグッズが売れたりして、儲かっているほどではないけれども、その収入で活動費用をカバーしています。
つまりバンド活動そのものから収入があるので、自己負担がありません。
さて、どっちがうらやましいか、という話ですが、たいがいの人はバンド「B」をうらやましいと思うでしょうね。
「趣味タイプの協会」の成功モデルは、バンド「B」のようなイメージになります。
活動そのものから収入があり、したがって自己負担を必要としません。
趣味を楽しむためにかかるコストを、趣味そのものの活動でカバーします。