個人教室からの脱皮
協会を作りたい!と思う動機は人によりさまざま。
たとえば、個人で教室や講座を開いている人が、いつまでも1人でやっていることに限界を感じ、
「協会を作ると集客がしやすくなるかも」
「協会になれば講師が増えて自分の代わりに活動してくれるのでは」
そんな動機で協会を作ることを考える、というケースもよく見かけます。
では本当に
「協会を作ると集客がしやすくなる」
のでしょうか?
「協会になれば講師が増えて自分の代わりに活動してくれる」
のでしょうか?
集客はどうなる
まず、
「協会を作ると集客がしやすくなる」
かどうかですが、答は YES です。
ただし、条件があります。
その条件とは、
「個人事業のような協会にしないこと」
です。
ようするに
「協会らしい協会にする」
ということです。
協会にすると集客しやすい理由の1つは、
「きちんとした組織が運営している」
という安心・信頼が生まれやすいから。
なので、組織にみえない協会(たとえば理事長が1人で孤軍奮闘しているのがありありと分かる協会)という状態では、協会を作った良さが十分に出ません。
せっかく協会を作るのですから、
「きちんとした組織が運営している」
となるように作りましょう。
講師はどうなる
次に、
「協会になれば講師が増えて自分の代わりに活動してくれる」
かどうかですが、これも答は YES です。
ただし、これにも条件があります。
たしかに、自分のほかに講師が増えると広がりも期待できますし、複数の講師が講座に登壇しているのは協会として健全な姿でもあります。
ですが、
「講師を増やすこと」
を協会の目的にしてはいけません。
あなたの作る協会にはもともと「本来の目的」が存在し、
↓
その目的を叶えるために会員を増やす必要があり、
↓
そのためにおおぜいの講師が必要。
という順番で考えてください。
講師を増やすのは目的ではなくあくまで手段です。
協会の目的は別に作ります。
また、講師を増やすより受講生を増やすほうが優先です。
そのほうが協会はうまくいきます。
まとめ
ようするに、
「協会を作ると集客がしやすくなる」
「協会になれば講師が増えて自分の代わりに活動してくれる」
どちらも正解なのですが、そのためにはやり方を間違えないことが大切です。