会社は商売をするから美しい
会社は「商売します」宣言をしている
会社はあらかじめ「商売をしています」と宣言している組織なので、商売をするのは当然です。
会社が商売をしても違和感が生じることはまず、ありません。
かつて、アダム・スミスは、
「各自が商売に励めば、たとえ1人1人の行動が利己的なものであっても、全体としては「神のみえざる手」によって、結果的に経済が良くなる」
と言いました。
会社はその象徴です。
なので、商売をしたければ堂々と会社ですればよいのです。
会社が堂々と商売をしている姿は、むしろ美しいものです。
協会は「商売します」宣言をしていない
ところが、協会が「商売」をすると、その美しさが消え、違和感が出ます。
なぜなら、協会は「商売しています宣言」を出していない組織だから。
協会が「商売」をすると
協会という「隠れみの」の裏でお金儲けをしている
そんな見られ方をします。
卑怯な感じがするのでしょうね。
協会は協会らしくが美しい
商売のような協会
世の中にあるさまざまな協会をおおざっぱに分けると、
- 商売のような協会
- 協会らしい協会
というふうに分かれます。
前者の「商売のような協会」は、
- 会員組織が営業組織のように見える
- 会員同士がお金でつながっている
そういう構造になっています。
前述したようにこうしたやり方には違和感がつきまといます。
会社でやればよいのに、何のつもりか協会でやっている感じです。
あまりキレイには見えません。
協会らしい協会
いっぽう、後者の「協会らしい協会」は、
- 会員に支持される活動理念があり、
- 会員どうしが学びを深めながら互いに成長していく
そんな存在に見えます。
会員が成長することで協会が社会からリスペクトされます。
会員どうしが「理念でつながっている」、そんなふうに協会を運営します。
会社が堂々と商売をしている姿が美しいのと同様、協会が協会らしく活動している
姿は美しいものです。