- ルールが厳しい協会
- あまり厳しくない協会
どちらがよいか、という話をします。
ルールとは
ここでいうルールとは
- 協会で習ったことを教えたいときは協会の認定が必要
- 資格名を名乗って活動するには協会の許可が必要
- 自分の名刺に協会名を載せたいときは協会の承認が必要
主にこうした事柄を指します。
こうした事柄に神経質な協会もあれば、寛容な協会もあります。
- 神経質な協会は細かくルールを定め、規約を配布したり会員に署名を求めたりしています。
- 寛容な協会は会員に「常識」を期待するだけで、とくに規則は定めません。
どちらが良いでしょうか。
結論からいうと寛容なほうが良いです。
校則が細かい学校よりゆるい学校の方が雰囲気が良いのと同じです。
会員の方々も規則にやかましい協会より心の広い協会のほうが好ましいと思うに決まっています。
なぜルールを厳しくしたがるか
「協会は寛容なほうがよい」
でも、そんなことは神経質な協会の理事長だってよく分かっています。
よく分かっているんですよね。
神経質な協会の理事長だって
「できることなら寛容な協会でありたい」
と思っています。
だけど、過去に
- 協会のコンテンツを無断で使用された
- 協会に黙って会員が教室を開いた
- 会員が協会の意にそわない活動をした
などの辛い経験があるから規則を厳しくし、会員の行動を制限せざるを得ない。
少数の「行儀の悪い会員」がいたために、トラウマが残り、全員に対して神経質にならざるを得ない。
寛容になれない。
ルールに厳しい理由はそういうところにあるのでしょう。
まとめ
しかしそれでもあえて言います。
協会は寛容なほうがよい。
寛容さは協会が成長するための大きな要因だからです。
もしあなたが自分の協会の会員に対し寛容になれないなら、いちど、
寛容な協会はなぜ寛容でいられるのか
を、じっくり考えてみてはどうでしょう。
ルールを厳しくしなくても
行儀の悪い会員が出現しないような運営方法
は存在します。
寛容な協会は無意識ながらもそういう運営方法を実行しているのです。