あらためて言うまでもないことかもしれませんが、自分が作った協会の会員がどんどん増えたら、それは嬉しいですよね。
会員が増えれば、
- なんだかんだと協会の収入は増えます。
- メディアや自治体、企業などとのコラボレーションの機会も増えます。
メディアや自治体、企業などとコレボレーションすれば、
- 協会の知名度もさらにアップします。
- 会員もさらに増えます。
好循環になります。
勢いがつきます。
だから協会は、せっせと会員を増やすことに全力投球したらよいです。
ところが、意外に思われるかもしれませんが、会員集めに力が入っていない協会をしばしば見ます。
たとえば、
- 出版した本を売ることに夢中になり会員集めを忘れている協会
- イベントをすることに夢中になりイベントを成功させることが目的化し、会員集めを忘れている協会
- ブログの評価を上げることに夢中になり会員集めを忘れている協会
こういう協会は、本来の意味での協会とは言えません。
- 本はちょっとは売れるかもしれないけど会員は増えない。
- イベントはそれなりに成功するかもしれないけど会員は増えない。
- ブログのアクセスは増えるかもしれないけどそこから会員は生まれない。
「本は売れたけど会員は増えなかった」
「イベントはうまくいったけど会員は増えなかった」
「いいねはもらったけど会員は増えなかった」
協会はそれで満足なのでしょうか?
本来の役目を果たしていると言えるでしょうか?
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会員集めに力が入らないそういう協会にかぎって、ウェブサイトの会員募集のページもおざなりであることが多いもの。
会員を募集します。
正会員:年会費1万円
法人会員:年会費5万円
これしか書かれてなかったりします。
道ばたに、なにも書かれていない募金箱がちょこんと置かれているような感じ。
ただ、そこにあるだけのオブジェみたいになっています。
「会員なってほしい!」という気持ちが読み取れません。
たしかに、協会は会員を増やさなければならない、という法律はありません。
会員を増やすかどうかは、協会の自由です。
でも、会員を増やす気がない協会は、本来の意味での協会とはちょっと違うのではないかと、協会総研としては思います。
協会であるならば、会員を増やすことにもっと全力投球してほしいですね。
ウェブサイトも「会員なってほしい!」という熱意が伝わるようなウェブサイトになってほしいです。
もし、あなたの協会が会員集めをサボっているとしたら、その原因の1つは
「そもそも何のために会員を増やしたいのか」
を意識していないからかもしれません。
ここが曖昧なままだったら、会員を増やそうという気持ちにはたしかになりにくいでしょう。
親や先生からやみくもに「勉強しなさい」と言われてモチベーションが下がっている子どもと変わりません。
だから、
「そもそも何のために会員を増やしたいのか」
をじっくり考えてみませんか。
目的がしっかりしていれば、会員を増やす気合も生まれるし、会員を増やす作戦も思いつくようになります。