あなたの協会を理解した状態で働く、あなた専属のAI
協会専用AI(事業AI)とは、あなたの協会の事業内容・商品やサービス・顧客像・専門知識・判断基準などを前提として動く、あなた専属にカスタマイズされたAIです。
これに対し、何も教えていない一般的な状態のAIを、協会総研では「素(す)のAI」と呼んでいます。
素のAIと協会専用AIの違いは、AIそのものの性能ではありません。
違うのは、「あなたの協会について、あらかじめどれだけ理解しているか」です。
自動車にたとえるなら、素のAIは、工場から出てきたばかりの標準仕様の自動車です。
もちろん走ります。
しかし、乗り心地も、シートの位置も、ハンドルの感触も、すべて万人向けの標準仕様です。
いっぽう、協会専用AI(事業AI)は、あなたに合わせて徹底的にカスタマイズされた自動車です。
シートも、足回りも、操作系も、自分に合わせて調整されている。
同じ自動車でも、乗り心地はまるで違います。
AIも同じです。
素のAIでも答は返ってきます。しかし、あなたの協会を理解するようにカスタマイズすれば、返ってくる答の精度と使いやすさは大きく変わります。
素のAIでは、毎回「前提」が必要です
素のAIに仕事を頼むとき、本来は、前提、すなわち「その仕事をするため知っておくべき背景」を伝える必要があります。
たとえば講座を企画するなら、
- どのような協会なのか
- 誰を対象にしているのか
- 既存講座には何があるのか
- 何を大切にしているのか
- 全体のカリキュラムの中で、その講座はどんな位置づけなのか
といった情報です。
しかし、実際には、この「前提」が十分に伝えられていないケースが少なくありません。
理由は大きく二つあります。
理由1 前提を渡す必要があることに気づいていない
そもそも「前提を渡せば回答の精度が上がる」という発想自体を持たずに使っているケース。
その状態でAIに質問やリクエストを投げれば、AIは持っている一般知識を使って回答します。
そのため、文章としては整っていても、「一般論の域を出ない」「自分の協会にはそのまま使えない」という回答になりやすくなります。
理由2 前提を毎回説明するのが難しい
「前提を渡せば良くなるはず」とわかってはいるが、うまく言葉にできない、あるいは毎回説明する手間が面倒で続かないケース。
前提が重要だと分かっていても、自分の事業や判断基準を毎回整理して説明するのは簡単ではありません。
そもそもうまく言語化できないこともあります。
言語化できたとしても、毎回説明することはかなりの認知負担になります。
「え、なんでそこまでわかってるの?」が、協会専用AI(事業AI)です。
協会専用AI(事業AI)には、この前提があらかじめセットされています。
事情を理解した状態で応答します。
前提がしっかりと組み込まれたAIと対話したことがある人は、まだそれほど多くありません。
一度も事業や協会について説明していないのに、AIが最初から自分のことを踏まえて答えてくる——この状態に、多くの人はまだ接したことがないはずです。
しかし、初めてこれを体験すると、このような感想を抱きます:
「え、なんでそこまでわかってるの」
もし事業AIを手にする機会があれば、この最初の驚きを、ぜひ味わってみてください。
協会専用AIは、何を知っているのか
協会専用AIには、必要に応じて次のような情報を学習させる、または継続的に参照できるようにします。
- 代表者についての情報
- 協会の理念・活動目的
- 事業内容
- 商品・サービス
- 講座・検定の内容
- 顧客像・会員像
- 顧客や会員への向き合い方
- 専門知識
- 発信方針
- 過去の文章や資料
- 過去の経緯や重要な判断
- 価値観
- 判断基準
- よく使う表現
- 避けたい表現
- 今後つくりたいもの
何でも大量に入れればよいわけではありません。
AIにどのような仕事をさせたいのかを考え、必要な事業文脈を整理することが重要です。
また、これらの情報は一度設定して終わりではありません。
新しい講座ができる。方針が変わる。新しい顧客層が増える。
事業が変化するのに合わせ、協会専用AIが前提とする情報も更新していきます。
協会専用AIを使うのは、基本的に運営者本人です
協会専用AIは、主に協会の代表者・運営者自身が使うように設計されています。
講座案内を考えるとき。
新しい事業について壁打ちしたいとき。
会員への返信に迷ったとき。
自分の考えを整理したいとき。
そうした日常の仕事で使う、運営者のための専属AIです。
協会専用AIでできること
協会専用AIの用途は、文章作成だけではありません。
考える
- 新しい事業の壁打ち
- 講座や検定の企画
- アイデアの具体化
- 選択肢や論点の整理
- 自分の考えの整理
言葉にする
- 協会の理念や方針の言語化
- ブログ・メルマガ・SNS
- 商品・サービス説明
- LPや案内文
- 会員向けメール
- 顧客への説明文
作る
- 講座資料
- 教材
- 検定問題
- プレゼンテーション資料
- 画像・イラスト
- 図解・インフォグラフィック
- Webコンテンツ
- 診断ツール
- 簡易アプリ
- 各種コード
過去の知識を使う
- 過去資料を踏まえた企画
- 過去記事の再編集
- 専門知識の体系化
- 過去の判断との整合性確認
- 蓄積した情報を使った新しいコンテンツづくり
原文でも、文章、講座企画、案内文、顧客説明、壁打ちなどを主要用途としていました。
「答が自分の事業に合っている」ことが重要です
協会専用AIの価値は、単に回答が速く返ってくることではありません。
重要なのは、
- この協会に合っているか
- 顧客や会員をわかっているか
- 発信方針に合っているか
- 運営者の判断基準に合っているか
- 過去の経緯と矛盾していないか
- 実務でそのまま使いやすいか
という点です。
素のAIから返ってくる「一般論としての答」ではなく、「あなたの協会に即した答」へ。
それが協会専用AIをつくる理由です。
AI活用のポイントは、プロンプトだけではありません
生成AIの使い方というと、プロンプトの書き方に目が行きがちです。
もちろん、指示の出し方は重要です。
しかし、協会総研がそれ以上に重視しているのは、AIが何を前提として仕事をするかです。
同じAIに同じ質問をしても、持っている情報が違えば、回答も変わります。
そのため協会総研では、プロンプトだけではなく、それ以上にコンテキスト(文脈)を重視します。
コンテキスト(文脈)とは、以下ようなのものを指します。
- 事業内容
- 専門知識
- 顧客像
- 判断基準
- 過去の経緯
- 文体や表現方針
一度つくったら完成、ではありません
協会の事業は変化します。
商品やサービスが増える。
新しい講座を始める。
顧客像が変わる。
過去とは異なる判断をする。
そのため、協会専用AIも更新が必要です。
実際に使いながら、
- 足りない情報を追加する
- 古くなった情報を修正する
- 判断基準を追加する
- 表現のずれを修正する
- 新しい資料を反映する
ことで、よりその協会に合ったAIへ整えていきます。
協会専用AIは、一度納品して終わる完成品ではなく、事業と一緒に育てていくAIです。
「素のAI」を、あなたの協会専用のAIへ
素のAIは、あなたの協会について知りません。
そこに、
事業内容を教える。
専門知識を教える。
顧客を教える。
過去の経緯を教える。
判断基準を教える。
その協会らしい表現を教える。
そうすることで、AIとの仕事のレベル・クオリティが変わります。
毎回、
「まず私たちの協会について説明します」
から始めるのではなく、
「この企画についてどう思う?」
からいきなり始められる。
素のAIに、あなたの協会の文脈を持たせる。
それが、協会専用AI(事業AI)の基本的な考え方です。

