2020年の秋に立ち上がった「植物性料理研究家協会」は、別名、プラントベースの協会とも呼ばれます。
プラントベースの専門家である「プラントベースフードアドバイザー」の養成講座を運営しています。
最近行われた調査では、「プラントベース」という言葉を知っている日本人は全体の4分の1くらい。
日本人の4分の3は、まだこの言葉を知らないようです。
ですので、これを読んでくださっているあなたが、「プラントベース」を知らなくても無理はありません。
「プラントベース」とは、「植物性の食べもの」のことを指します。
- 野菜や果物、キノコや海藻
- 豆腐、コンニャク、麩
- 大豆ミート
といった食べものが、プラントベースに含まれます。
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日本ではまだあまり見かけませんが、アメリカやイスラエルなどでは、
植物性の材料で作られているのに、黙って出されたら「肉だ」と思ってしまうほど、肉にそっくりなもの…「代替肉」「植物肉」
が研究開発されています。
これもプラントベースの一種です。
最近は、
- 植物性の材料で作られているのに、黙って出されたら「魚だ」と思ってしまうほど、魚肉にそっくりなもの
- 植物性の材料で作られているのに、黙って出されたら「卵だ」と思ってしまうほど、卵にそっくりなもの
- 植物性の材料で作られているのに、黙って出されたら「エビだ」と思ってしまうほど、エビ肉にそっくりなもの
なども、次から次に開発されています。
以前から、「豆乳」「アーモンドミルク」「オーツミルク」「ココナッツミルク」のように、牛乳の代わりになる飲料が増えてきていますが、同じようなことが肉、魚肉、卵などでも起きているわけです。
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「代替肉」「植物肉」のブームに引っ張られているかのように、「プラントベース界隈」ではこんな動きもあります。
- マグロそっくりな食感のトマトが品種改良で誕生しました(アメリカ)
- バーベキューで肉を焼かずにジャックフルーツという果物を焼く人が増えました(アメリカ)
- コチャユーヨという海藻を豚肉のかわりに食べる人が増えました(南米)
- 魚の代わりにバナナの花をフライにし、フィッシュ・アンド・チップスのフィッシュにする料理店が人気になりました(イギリス)
- バナナの皮を調理してプルドポークに模した料理が話題になりました(イギリス)
などなど。
ようするに
「植物性の食材を、料理の工夫により、肉料理にみたてて楽しむ」
という動きだといえます。
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いろいろ面白いことが起きているプラントベースの世界。
もう少し知りたい人のために、こんなものが用意されています。