礼法ときくと…
礼法ときくと、
- 和服を着たときのエチケット
- 和室でのマナー
- 堅苦しい状況やフォーマルな場面での礼儀作法
みたいなものを、想像するのではないでしょうか。
でも、それだけではありません。
和服でなくても、和室でなくても、礼法は生きています。
礼法に欠かせないのは「日本人の魂」です。
- 日本人としてのアイデンティティ
- 日本人としてのスピリット
- 日本人らしさ
つまり礼法とは、「魂のこもったエチケットやマナー」です。
礼法は強し!
礼法そのものは室町時代に確立され、何百年ものあいだ、
「日本人を日本人たらしめているもの」
として受け継がれていきました。
幕末から明治維新のころ。
アジアの国々は、つぎつぎと欧米列強の植民地のようになっていきました。
中国(清)、インド、東南アジア…。
そして日本にも、ペリー提督の黒船がやってきましたね。
ところが日本は独立を保ちました。
その理由は、欧米の人たちが日本人の考え方やふるまいに触れ、
「こんな芯の強い国を侵略するのは無理だ」
と感じたからだ、という説があります。
礼法が、国を守る見えない武器になっていたのかもしれません。
日本礼法道協会
礼法そのものは室町時代に確立されました。
古くからあるものですから、歴史をつうじて生き残っただけの価値があります。
とはいえ、「古いものを古いまま伝える」ことも必要ではありますが、
現代人の役に立つ形で伝える
そういう役割を、だれかが果たしていくことも大切です。
日本礼法道協会は、古来から伝わる礼法を、現代社会にフィットする形で伝えることをミッションとしています。
たとえば、
「こんなとき、どうふるまったらいいの?」
「あのとき、もっと適切にふるまうことができていたら…」
など、「とっさのふるまい」に迷い、後悔した経験はありませんか?
世の中の変化のスピードの速さに、多くの人が戸惑いをおぼえています。
どんな行動をとるべきか、迷うことが増えました。
しかし、礼法を知ることで、「ふるまいの基準」が心の中に芽生えます。
迷いや後悔が、なくなります。
世の中の変化のスピードがどうであろうと、迷わない、ぶれない人は強い!
日本礼法道協会は、
「とっさのふるまい」に迷う日本人がいなくなる社会
を目指しています。
礼法はわたしたちのあらゆる行動に、日本人としての「軸」「基準」をもたらしてくれるからです。