テイスティングについて
ワインのテイスティング
令和の時代、
「ワインのテイスティング」
と聞いて、何のことかわからない人は、ほぼほぼいないと思います。
テイスティングしたことがない人はいるかもしれませんが、何のことかはだいたい知っているのではないでしょうか。
スケートをしたことがない人でも、スケートそのものはみんな知っている…それと同じかと。
テイスティングは本来、劣化したワインでないことを確認するために行われます。
料理店でワインを注文したら、テイスティングするかどうかを聞かれますね。
あれはワインの品質をチェックするものであり、好みの味かどうかを調べるものではありません。
劣化していないかぎり、好みの味かどうかにかかわらず、注文したワインはキャンセルできません。
テイスティングは、しかし、さまざまなワインを識別し、評価するためにも行われますね。
ティスティングが得意な人は、
- 産地を当てたり
- 年代を当てたり
- うまい表現で褒めたり(グルメレポーターみたいに)
します。
オリーブオイルのテイスティング
オリーブオイルにも「テイスティング」があるのはご存じですか?
ワインとオリーブオイルは、産地がほぼ一緒です。
- ヨーロッパしかり…
- カリフォルニアしかり…
- オーストラリアやNZしかり…
ワインが作られている国や地域では、オリーブオイルも作られています。
だからなのかどうかは不明ですが、これらの国や地域、とくにヨーロッパでは、
ワイン同様、ティスティングによってオリーブオイルの品質をチェックする
そんな伝統が存在しています。
オリーブオイルのテイスティングは、やや独特です。
興味のある方は、このあたりを参考にしてもらえればよいかと。
そのほか、「オリーブオイルソムリエ」という資格があり、その資格保持者の方がテイスティングのしかたを公開している動画もあります。
「オリーブオイルソムリエ」資格を認定しているのは、日本オリーブオイルソムリエ協会。
日本オリーブオイルソムリエ協会では、テイスティングの講座も開催しています(↓)。
では「音」のテイスティングとは?
ようやく本題に入ります。
音のテイスティングとはどのようなもので、どうやって行うのでしょうか?
なぜ音をテイスティングする必要があるのでしょうか?
音のテイスティングとは
ワインやオリーブオイルのテイスティングは、グラスにそれぞれワイン、オリーブオイルを注いで行います。
音はそうはいきませんね。
さすがにグラスに注ぐことはできません。
音のテイスティングは、音ならではの方法、すなわち、
テイスティング対象の音(音源)を、スピーカーで再生したものを、耳で注意深く聞き、評価する
という方法で行います。
音をテイスティングする理由
ワインのテイスティングは、まずは、ワインが劣化していないかどうかをチェックするために行います。
オリーブオイルのテイスティングもやはり同じで、まずは、オリーブオイルが劣化していないかどうかをチェックする目的で行います。
音のテイスティングも目的は似ています。
音には
- 健康によい音
- 健康にわるい音
があります。
「工事現場の騒音のようなものを長時間聞けば、だれだって体調が悪くなるだろう」
のような”わかりやすい”ケースばかりであれば、わざわざテイスティングする必要はありません。
しかし音には、「音波の波形」や「周波数」により、気づかないうちに人の健康を害するものがあります。
そうした音は必ずしも騒音のようなわかりやすいものとは限りません。
微妙な音であったりします。
現代人のなかに「原因不明の体調不良」に悩む人が多いのは、
微妙な、わるい音に日々さらされているにも関わらず、気づいていないから
である可能性があります。
そのような音を聞き分けられるようになることが、「音」をティスティングする第一の目的です。
ウェルネスサウンド協会
肝心なことを書いていませんでした。
「音」のテイスティングを広めようとしているのは、
「ウェルネスサウンド協会」
という団体です。
ウェブサイト(構築中)
↓
https://www.wellness-sound.com/
まだこの協会は設立準備中です。
来年(2023年)、正式な活動を始める予定になっています。
「音」のティスティングができる人=ウェルネスサウンドマイスター
を育成することを、主な活動としています。
あなたの勇気を試す「怖い音検定」
健康によい音・わるい音のほかに、
怖い音
というものがあります。
- 怖い音
- 音にまつわる怖い話
をまとめた検定を作りました。
この協会の活動が始まるまで、この検定を楽しみながらお待ちください。
